クリソコラの意味・効果や特徴とは
2024年3月14日
クリソコラとは
クリソコラの魅力は、天然の緑が美しい、まるで地球を見ているかのような見た目にあります。
クリソコラは和名を「珪孔雀石(けいくじゃくせき)」と言います。
マラカイトの和名を「孔雀石」と言いますが、クリソコラの和名と似ている理由はマラカイトの組成に、珪素を加えたような組成となっているからです。
ブルーが本体の多くを占め、グリーンやブラウンなどのカラーが混ざり合って、出来ているため、丸く加工されたクリソコラは、宇宙から見た地球のような外観となっています。
意味・効果・言い伝えなど
クリソコラの名称の由来は、ギリシャ語で「金」を意味する「Chrysos」と「膠 にかわ」(革を煮詰めて作る接合剤)を意味する「Kolla」からきています。
古代の宝石師が金を繋ぐ(黄金を増やす)という願いをこめて呼んでいたようです。
情緒を安定させ、何事にも愛情をもって対処できるよう導く力があると言われ、その事から、人間関係を円滑にし、友人や家庭と円満な関係を築くと言われています。
色(カラー)
青緑色をベースに、複数のカラーが混ざり合っています。
グリーンがベースになっているようなものは「クリソコラマラカイト」と呼ばれます。
原産地
アメリカ、ペルー、コンゴなど
運気・石言葉
人間関係、家庭円満
浄化・お手入れ方法
硬度が低く、衝撃に弱いため、取り扱いには注意が必要です。
また、水分によって変質・変色してしまう恐れがありますので、浴水には適しません。
浄化方法は、クラスター、セージ、月光浴、太陽光が適しています。
クラスター | セージ | 太陽光 | 月光浴 | 流水 |
○ | ○ | ○ | ○ | × |
鉱物データ
クリソコラは、銅鉱床の変質帯(酸化帯)で、アズライトやマラカイト、キュープライトと共に産出します。
クリソコラの中に石英(クォーツ)が浸みこんで固化されると、硬度が高くなり、その中でも特別美しいものを「ジェムシリカ」と呼び、大変希少なものとして扱われています。
英名 | Chrysocolla |
和名 | 珪孔雀石(けいくじゃくせき) |
鉱物名 | ケイ酸塩鉱物 |
モース硬度 | 2.5-3.5 |
結晶 | 単斜晶系 |
組成 | (Cu,Al)2H2Si2O5(OH)4・nH2O |