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インカローズの意味・効果や特徴とは

インカローズとは

インカローズは、和名を「菱マンガン鉱 りょうまんがんこう」、正式名を「Rhodochrosite ロードクロサイト」と言いますが、流通名の「インカローズ」の方が広く知れ渡っています。
カルサイト(方解石)の「類質同像」で、和名の通りマンガンを含有しているピンク色の石です。

意味・効果・言い伝えなど

古来インカ人によって「バラ模様を呈したピンク色の真珠」として大切に扱われてきたそうです。
愛や夢、清浄を説く鉱物と言われ、持ち主を愛情で包んで心の傷を癒やす効果があると言われています。

色(カラー)

美しいピンク色やローズ色、紅赤色

原産地

アルゼンチン、南アフリカ、アメリカ、日本、ペルーなど

運気・石言葉

癒やし、恋愛成就

浄化・お手入れ方法

硬度が非常に低く柔らかい性質なので、傷がつきやすく衝撃に弱いです。
特に、結晶の菱面体にそって割れやすくなっているので、取り扱いには注意が必要です。
日光(紫外線)に強くなく、変色しやすいです。
直射日光の当たらない場所で保管しましょう。
浄化方法は、クラスター、セージ、月光浴が適しています。

クラスター セージ 太陽光 月光浴 流水
× ×

鉱物データ

インカローズは炭酸鉱物のひとつで、「カルサイト」と類質同像です。
「類質同像」とは、類似した化学組成をもつ物質が同一の結晶構造をとることをいいます。
似た言葉に「同質異像」がありますが、これは同一の化学組成をもつ物質が結晶構造に異なる形式を示す、という意味です。
和名に「菱マンガン鉱」と名付けられているように、マンガンの主要鉱石とされます。
マンガン、銅、銀、鉛の各鉱床に脈状に産出し、菱面体に結晶するのが特徴ですが、六角の錐状にもなり、層状や塊状で発見されることもあります。
純粋なものは綺麗なピンク色をしていますが、鉄分を含むと赤みが増してきます。
赤みが濃いほど良質だとされます。

英名 Incarose/Rhodochrosite
和名 菱マンガン鉱(りょうまんがんこう)
鉱物名 炭酸塩鉱物
モース硬度 4
結晶 三方晶系
組成 MnCO3