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翡翠(ヒスイ)の意味・効果や特徴とは

翡翠(ヒスイ)とは

ジェイド(Jade)「翡翠」は、パイロクシーン(Pyroxene)「輝石」グループのジェダイト(Jadeite)「硬玉」と、アンフィボール(Amphibole)「角閃石」グループのネフライト(Nephfite)「軟玉」を合わせた総称を言います。
ジェダイトの語源は、ジェード(翡翠)に由来します。
和名を「翡翠輝石」と呼び、日本で本翡翠と呼ばれるのは、この硬玉(ジェダイト)のことです。
ジェダイトは硬度がネフライトより高いため硬玉、それに対して、ネフライトはジェダイトより硬度が低いため軟玉と呼ばれます。
ジェイドは「翡翠色」という色があるほど、古い歴史を持つ天然石です。
エメラルドと同じく5月の誕生石とされています。
ジェイドは、古くから世界各地の民族が「魔法の石」として崇めてきました。
アメリカ先住民は、ジェイドに彫刻を施し「聖なる護符」とし、スペイン人もお守りとして大切にしてきたといわれています。
翡翠の日本での歴史も古く、縄文時代から勾玉として用いられてきました。
翡翠は忍耐や沈着さを養い、落ち着きと我慢強さにより、災いや不運などに巻き込まれない、身を護る力があると伝えられています。

意味・効果・言い伝えなど

翡翠は、多彩な色の原石が、美しい 翡翠 カワセミ の羽根を連想させるため「翡翠玉」と呼ばれるようになりました。
その名称が中国から日本へと伝わってきたと言われています。
また、翡翠は 玉 ぎょく とも呼ばれます。
古来、玉は神秘的な力を持つと信じられており、大変高価で価値のあるものとして扱われていたため、神や皇帝など高位のものと結び付けられていました。
皇帝や王が座る椅子を「玉座」と呼ぶのもそういったことからです。

色(カラー)

無色、白色、緑色、黄緑色、黄色、褐色、赤色、橙色、紫色、桃色、灰色、黒色など多彩な色があります。
また、鉄分を多量に含有する暗緑色のものを「クロロメラナイト」(濃緑玉)と呼び、最も価値の高い深いエメラルドグリーンのジェダイトを「インペリアル・ジェード」と呼びます。

原産地

翡翠(硬玉:ジェダイト)は世界的に限られた地域でのみの産出です
ミャンマー、ロシア、アメリカ、カリフォルニア州など
また、日本でも産出され、新潟県にある糸魚川は高品質の翡翠が産出され、富山県のヒスイ海岸は有名なジェダイトの産出地となっています

運気・石言葉

仕事運、願望達成

浄化・お手入れ方法

全ての浄化方法に適しています。

クラスター セージ 太陽光 月光浴 流水

鉱物データ

日本で本翡翠と呼ぶのは、硬玉(ジェダイト)で、これは、13世紀にミャンマーで発見され、それまで翡翠としていた「ネフライト」に代わり愛好されはじめました。
細かい繊維状のものを織り交ぜたようになって産出します。
そのため、非常に強靭で、砕こうとすると鉄槌の方が欠けてしまうほどです。
ジェダイトの緑色は、クロム分の含有によるもので、鉄分を多量に含有すると暗緑石になります。
クロムにより鮮やかなグリーンとなったものは「コスモクロア輝石」と呼ばれ、鉄の含有量が20%以上になったものを「オンファス輝石」(クロロメラナイト)と呼びます。
日本で本翡翠と呼ぶものはジェダイト(硬玉)で、ネフライト(軟玉)と比べると希少で、高価です。
中でも、「ろうかん」と呼ばれる翡翠は、透明度が高く、鮮やかな緑碧色をしていて、最高級となっています。

英名 Jade
和名 翡翠(ひすい)
鉱物名 ケイ酸塩鉱物
モース硬度 7
結晶 単斜晶系
組成 NaAlSi2O6