オーラライト23とは

オーラライト23とは、カナダ・スペリオル湖北部の原住民にとって聖なる地にある「Cave of Wonders（不思議の洞窟）」で採れる、アメジストをベースとしたパワーストーンです。
結晶に23種類もの異なる鉱物を内包しているとされています。
2012年にロバート・シモンズ氏とデヴィッド・ガイガー氏によって広く知られるようになりました。

石そのものは非常に古く、およそ12～15億年前に形成されたとされ、その神秘的な存在感から「奇跡の水晶」とも呼ばれています。
種類豊かな鉱物が複雑に共存するその姿は、見る者を魅了する深い世界を感じさせるアクセサリーとして注目されています。

意味・効果・言い伝えなど

オーラライト23は、持ち主の内なるエネルギーを活性化し、霊的成長を促すパワーストーンです。
高次意識とのつながりを強め、魂の目的や本質に気づくサポートをしてくれます。
心身の調和や再生を象徴し、「再生の石」としても扱われています。

• 「浄化作用」マイナス感情や蓄積されたネガティブなエネルギーを魂レベルで清めます。
• 「ヒーリング効果」ストレスや不安を和らげ、心身に安らぎと深いリラックスをもたらします。
• 「直感・判断力向上」直観力や洞察力を高め、人生の岐路でぶれない選択を助けます。
• 「スピリチュアルな目覚め」高次意識とのつながりや自己の本質への気づきを促進します。
• 「再生・成長支援」内面の変容や再出発を後押しし、新たな可能性へと導きます。

オーラライト23は「奇跡の石」として語り継がれています。
12億年前の隕石衝突がアメジストと23種の鉱物を融合させたという伝承をもとに、生まれた石そのものに神秘的な力が宿るとされています。
洞窟内で静かに時を超えて守られてきたその存在は、魂の癒しや変容をもたらす力を持つ石として古くから尊ばれてきました。

色（カラー）

オーラライト23は、ベースとなるアメジストの紫色を基本に、赤褐色や茶色、黄色などの色合いが重なり合ったグラデーションが印象的です。
個体によっては赤色のチップ状の内包物が鮮やかに見えるものもあり、深みのある紫色に温かみが加わることで独特の風合いを感じさせます。
自然光の下で見ると、内包される鉱物によってはほのかな黄褐色や赤褐色の層が見える場合もあり、見る角度で色彩が変化して魅力的です。

原産地

カナダ（スペリオル湖北部）

運気・石言葉

運気

恋愛運	自己の真実を見つめ、それに基づく誠実な関係を促す力を整えます。
仕事運	判断力や直感を高め、大きな変化や挑戦の方向を支えるサポートをします。
癒やし	ストレスや疲れを和らげ、心身の深い安心と回復をもたらします。

石言葉

• 「調和」内包される多様な鉱物の調和が、心身バランスを整えてくれます。
• 「癒し」ストレスや不安を静め、精神の回復と安らぎを与えます。
• 「浄化」ネガティブなエネルギーを洗い流し、清らかな状態へ導きます。
• 「覚醒」潜在能力を呼び覚まし、新たな視点と可能性へ導きます。
• 「守護」持ち主を災いから守り、安定した状態へと導きます。
• 「真実」本質を見極める力を強め、自分自身への洞察を促します。

浄化・お手入れ方法

原石	セージ	音叉	太陽光	月光浴	流水
◯	◯	◯	✕	◯	✕

オーラライト23は紫外線に弱いため、太陽光に長時間当てると退色の恐れがあります。
流水による浄化は、含まれる鉱物に影響を与える可能性があるため避けた方が安心です。

鉱物データ

オーラライト23は、母体となるアメジストの結晶構造に、23種類の鉱物や金属元素を内包しているとされている複合石です。
実際には、23種類、あるいは23種類未満の鉱物や金属元素を内包しているものを指し、全てのオーラライト23が23種類全て内包しているというわけではありません。
アメジスト自体は二酸化ケイ素から成る石英の一種で、モース硬度は約7.0です。
このアメジスト基盤の透明から紫色の結晶に、チタナイト、カコクセナイト、レピドクロサイト、アホイト、ヘマタイト、マグネタイト、パイライト、ゲーサイト、パイロルーサイト、金、銀、プラチナ、ニッケル、銅、鉄、リモナイト、スファレライト、コヴェライト、チャルコパイライト、ガイアライト、エピドート、ボルナイト、ルチルなどが複雑に混在しています。
これらが結晶内に捕捉されている様相は、鉱物学的には「インクルージョンを伴う結晶成長」として分類されます。

オーラライト23の生成環境は、古い地殻帯に位置する洞窟内で、長い時間をかけてアメジストが成長する過程において、他の鉱物や金属を取り込みつつ結晶化が進んだと考えられています。
隕石衝突や地殻変動によって母岩に含まれていた多種の金属成分が流体に溶け込み、その後アメジスト結晶に捕捉されたという説も挙げられています。
このような複雑な生成史を持つ鉱物は、通常の単純な結晶成長とは異なり、研究対象としても興味深い特徴を示します。

また、地質学的にはアメジストの六方晶系構造の中に多様な鉱物が含まれる点が特徴的であり、結晶学的視点からも極めてユニークです。
二酸化ケイ素の基本構造が保持されながら、多様な鉱物相が複合している構造体として希少です。
同時に、個々の石によって含まれる鉱物の種類や量に違いが見られることも理解でき、その変異性そのものが「オーラライト23」の特性といえます。

和名	–
英名	Auralite 23
鉱物分類	ケイ酸塩鉱物
モース硬度	約7.0
結晶	三方晶系
組成	SiO2

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