ペリドットの意味・効果や特徴とは

ペリドットとは

ペリドットは宝石名となっていて、オリーブ色の石であることから、鉱物名はオリビン(Olivine)と呼ばれていて、8月の誕生石とされています。
和名の「橄欖石」の「橄欖」は「オリーブ」の意味を持ち、語源となっています。
「ペリドット」の語源は、アラビア語で「宝石」の意味を持つ「faridat」に由来すると言われています。
希少な石で、透明感があり大粒のものは宝石として扱われます。
多くの石は、小さな灯火程度ではあまり光輝くことはありませんが、ペリドットは、光の屈折率が高い為、わずかな明かりでも強い光を放っているように見えます。
古代ローマの夜間のわずかな明かりの下でも昼間と変わらず鮮やかな緑色に光って見えるため、「夜会のエメラルド」と呼ばれていたそうです。

意味・効果・言い伝えなど

ペリドットは、宇宙からの隕石と似た成分をしています。
そのため、古代の人たちは「太陽が爆発して飛んできた石」「太陽の石」として崇めてきました。
「太陽の石」の呼び名そのままに、ネガティブな感情を取り除き、ポジティブな感情を育てていくと言われています。
怒りや悲しみを感じたりネガティブな感情を持ちやすい人の心を安定させ、前向きな考えに導くサポートをし、目標を達成させてくれるとされています。
また、豊かな知恵とものわかりの良い心で夫婦間をいつまでも仲の良い幸せな夫婦にしてくれるサポートをしてくれると言われています。

色（カラー）

オリーブ色（黄緑）色

原産地

アメリカ（アリゾナ州、メキシコ州、ハワイ州）、中国、アフガニスタン、オーストラリアなどから産出します
エジプト南部のトパズィオス島（セントジョーンズ島）から、良質のペリドットが3500年以上も産出していましたが、現在は産出していません

運気・石言葉

恋人・夫婦円満、願望達成

浄化・お手入れ方法

全ての浄化方法に適しています。

鉱物データ

「ペリドット」は宝石名で、鉱物学では「オリビン」と呼ばれますが、「オリビン」もグループ名であり、「フォルステライト（苦土橄欖石）」や「ファイアライト（鉄橄欖石）」と呼ばれる種類があります。
黄緑色の発色は、12％～15％ほど含有された鉄分によるもので、その他含有されたニッケルやマグネシウムによって、黄緑色、緑色、帯褐緑色などを発色します。
マグネシウムの含有量が多くなるほど黄色くなり、鉄が多くなると濃い緑色になります。
ペリドットは、入った光が二種の異なる方向に進むぐらい複屈折率が特徴的です。