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モース硬度とは?天然石の硬さ一覧と普段使いの注意点を徹底解説

投稿日:2026年9月7日

パワーストーン・天然石を選ぶときや、お手入れをするときに知っておくと役立つのが「モース硬度」です。
このモース硬度を知っておけば、その石が傷つきやすいのか、普段使いに向いているのか、衝撃にどれくらい気をつければよいのかが見えてきます。
この記事では、モース硬度の基本から、主な天然石の硬さ一覧、そしてモース硬度をふまえた普段使い・お手入れの注意点まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

モース硬度とは?

モース硬度とは、鉱物の「傷つきにくさ」を表す尺度です。
1812年にドイツの鉱物学者フリードリヒ・モースが考案したもので、2つの鉱物をこすり合わせたときに、どちらに傷がつくかで硬さを判定します。
硬さは1から10までの10段階で表され、それぞれに基準となる鉱物が設定されており、数字が大きいほど傷つきにくい石ということになります。

モース硬度基準となる鉱物
1滑石かっせき(タルク)
2石膏せっこう
3方解石ほうかいせき(カルサイト)
4蛍石ほたるいし(フローライト)
5燐灰石りんかいせき(アパタイト)
6正長石せいちょうせき
7石英せきえい(水晶)
8黄玉おうぎょく(トパーズ)
9鋼玉こうぎょく(コランダム)
10ダイヤモンド

「硬さ」と「割れにくさ」は別物です

よく、モース硬度が高い=丈夫である、と思われがちですが、これは正しくありません。
モース硬度が表しているのは、あくまで「擦ったときの傷のつきにくさ」であって、「落としたり叩いたりしたときの割れにくさ」ではないのです。
この割れにくさは「靭性じんせい」という別の指標で表され、また「劈開へきかい」という要素も割れやすさに起因することがあります。

たとえば、モース硬度が最高の10であるダイヤモンドも、ある方向から強い衝撃を受けると容易に欠けたり割れたりします。
反対に、それほど硬くない石でも、粘りがあって割れにくいものもあります。
つまり、モース硬度が高い石だから落としても大丈夫というわけではありません。
モース硬度が高い石でも、衝撃には十分に注意が必要だと覚えておきましょう。

天然石・パワーストーンのモース硬度一覧

ここからは、パワーストーンとしてよく使われる天然石を、モース硬度の高い順にまとめます。
数値は石の状態や種類によって多少幅があるため、おおよその目安としてご覧ください。

モース硬度石名
9
  • サファイア
  • ルビー
8〜
  • スピネル
  • トパーズ
7〜
  • アイオライト
  • アクアマリン
  • アゲート(瑪瑙)
  • アベンチュリン
  • アメジスト
  • エメラルド
  • オニキス
  • ガーネット
  • カーネリアン
  • カルセドニー
  • 水晶(〜クォーツも含む)
  • クリソプレーズ
  • ジェード(クォーツァイト)
  • ジャスパー
  • タイガーアイ
  • デュモルチェライト
  • テラヘルツ鉱石
  • トルマリン
  • ブルーレースアゲート
  • ペトリファイドウッド(珪化木)
  • ベリル
  • ムーアカイト
  • モルガナイト
  • レモンクリソプレーズ

6〜
  • アイドクレース
  • アマゾナイト
  • アンデシン
  • エピドート
  • オパール
  • クンツァイト
  • サンストーン
  • シリシャスシスト
  • ソーシュライト
  • ダイオプサイト
  • タンザナイト
  • パイライト
  • ピーターサイト
  • ジェダイト(硬玉翡翠)
  • ネフライト(軟玉翡翠)
  • ブラッドストーン
  • プレナイト
  • ヘマタイト
  • ペリドット
  • ムーンストーン
  • ラブラドライト
  • ロードナイト
5〜
  • アパタイト
  • オブシディアン
  • カイヤナイト
  • スキャポライト
  • ターコイズ
  • チャロアイト
  • テクタイト
  • ハイパーシーン
  • ブロンザイト
  • ヘミモルファイト
  • モルダバイト
  • リビアングラス
  • 人工石(ガラス)
4〜
  • ハウライト
  • フローライト
  • ラリマー
  • ラルビカイト
3〜
  • アズライト
  • アラゴナイト
  • インカローズ
  • エンジェライト
  • カルサイト
  • クリソコラ
  • コーラル(珊瑚)
  • サーペンティン
  • ジェット
  • シャコガイ
  • セレスタイト
  • パール(真珠)
  • フォスフォシデライト
  • 北投石
  • マイカ(雲母)
  • マザーオブパール
  • マラカイト
  • レピドライト
2〜
  • アンバー(琥珀)
  • セラフィナイト
  • モスコバイト

普段使いの目安は、モース硬度7の天然石

アクセサリーとして毎日身につけるなら、ひとつの目安になるのが「モース硬度が7の天然石」であるかどうかです。
実は、空気中に漂うチリやホコリの主成分の一つは、モース硬度が7である石英だといわれています。
そのため、モース硬度が7より低い石は、日常のなかで舞うチリ・ホコリと擦れるだけで傷がついてしまう可能性があり、水晶やガーネットのようにモース硬度が7以上の石は、普段使いでも比較的傷がつきにくく、扱いやすいと言えます。

つまり、モース硬度が7未満のやわらかい石は、傷や欠けに注意が必要で、硬いものにぶつけたりこすったりしないよう、やさしく扱うことで、長く美しさを保つことができます。

保管・お手入れのコツ

モース硬度の異なる石を扱う上で一番大切なのが、モース硬度が硬い石と柔らかい石を一緒に保管しないことです。
硬い石は、柔らかい石を簡単に傷つけてしまうため、ブレスレットやルースは、一つずつ巾着・箱に入れるか、仕切りのあるケースに分けて保管しましょう。

ブレスレットを重ね付けするときも、同じ理由で注意が必要です。
硬さの違う石がこすれ合うと、より柔らかい方に傷がつくことがあります。
組み合わせを楽しみたいときは、間にロンデルなどのパーツを挟んだり、硬さの近い石を合わせたりすると、傷を防ぎやすくなります。
日ごろからモース硬度を意識しておくと、大切な石をより長く、きれいに楽しむことができます。

まとめ

モース硬度は、少し専門的に聞こえるかもしれませんが、知っておくと石選びやお手入れが楽になる便利な目安です。
モース硬度を「その石の個性」として捉えてみると、天然石との付き合い方がぐっと分かりやすくなります。

硬さの違いは、その石が生まれてきた成り立ちの違いでもあります。
数字にとらわれすぎず、それぞれの石に合った扱い方をしてあげることが、お気に入りの一石を長く美しく保ついちばんのコツです。

この記事を書いた人

福縁閣スタッフ.K

天然石・パワーストーンの専門店「福縁閣」のスタッフです。 高品質な天然石やパワーストーンを通じて、お客様に癒やしと彩りのある毎日をお届けできるよう努めています。 商品の仕入れから撮影、商品説明の作成まで、ひとつひとつ心を込めて対応しています。