アメトリンとは

「アメトリン」とは、紫色のアメジストと黄金色のシトリンが共存した、非常に印象的なパワーストーンです。
2つの色が織りなすバイカラー構成によって、「安らぎ」と「活力」といった異なる雰囲気が同時に宿るような魅力があります。
1970年代ごろに市場に登場し、希少性の高さと美しい配色から注目を集めました。
この石は、アクセサリーに加工される際、その２つの色のコントラストが際立つようなカットが施されることが多く、身につける者に融合されたエネルギーを感じさせる存在として親しまれています。

意味・効果・言い伝えなど

アメトリンは、内面の調和と外界への活力を象徴する石とされます。
アメジストの持つ精神的な安定感と、シトリンの持つ積極性や繁栄のエネルギーが融合し、持ち主の内なるバランスを整えつつ、外部への前向きな行動をサポートするとされています。
この石は、新たな挑戦や変化の時期に、心の平穏と行動力を同時に与えてくれる存在とされています。

• 「精神的な安定」心の平穏を保ち、ストレスや不安を和らげるとされています。
• 「創造性と集中力の向上」新しいアイデアを引き出し、集中力を高める効果が期待されます。
• 「自己洞察力の強化」自分自身の内面と向き合い、真の自己理解を促すとされています。
• 「ポジティブな変化の促進」人生の転機において、前向きな変化を引き寄せるとされています。
• 「エネルギーの循環と調和」内なるエネルギーのバランスを整え、心身の調和をもたらすとされています。

アメトリンの主要な産地であるボリビアのアナイ鉱山には、17世紀にスペイン人征服者がアジョレオス族の族長の娘アナイと結婚し、鉱山を持参金として受け取ったという伝説があります。
その後、20世紀まで採掘は途絶えていましたが、1970年代の終わりに再び採掘が始まり、アメトリンは世界中に知られるようになりました。

色（カラー）

外観的には、アメトリンは透明度の高い結晶で、紫色と黄色が明確に分かれたものから、淡く溶け合うようなものまで、さまざまな色合いが存在します。
特に、紫と黄色が均等に分かれたものは希少価値が高く、アクセサリーとしても人気があります。
カットによっては、光の加減で色の変化が楽しめるため、見る角度によって異なる表情を見せる魅力的な石です。

原産地

ボリビア（アナイ鉱山）、ブラジル、ウルグアイ、ザンビア、マダガスカルなど

運気・石言葉

運気

恋愛運	誠実なパートナーとの出会いや、良縁を引き寄せるとされています。
仕事運	冷静な判断力や交渉力を高め、目標達成をサポートするとされています。
金運	金運上昇やお金にまつわるマイナスエネルギーの浄化に効果があるとされています。
癒やし	心身のバランスを整え、ストレスや不安を和らげるとされています。
厄除け・魔除け	あらゆる攻撃から身を守る強力なパワーを持ち、魔除け・悪除けとして効果的とされています。

石言葉

• 「調和」アメジストとシトリンの特性を併せ持ち、心身のバランスを整えるとされています。
• 「創造性」新しいアイデアや創造力を引き出すとされています。
• 「多芸多才」さまざまな才能を引き出し、発揮することを助けるとされています。
• 「心身の癒し」ストレスや不安を和らげ、心と体を癒すとされています。
• 「愛情」愛情を深め、良好な人間関係を築くとされています。

浄化・お手入れ方法

原石	セージ	音叉	太陽光	月光浴	流水
◯	◯	◯	✕	◯	◯

アメトリンは紫外線に弱いため、太陽光による浄化は避けてください。

鉱物データ

アメトリンは、二酸化ケイ素を主成分とするケイ酸塩鉱物で、水晶グループに属します。
この石は、アメジストとシトリンの双方が一つの結晶内に共存する希少な鉱物であり、アメジスト部分はFe³⁺イオンによる紫色、シトリン部分はFe⁴⁺イオンの還元による黄色が特徴です。
結晶系は三方晶系に分類され、六角柱状の結晶形を示すことが多いです。
モース硬度は約7.0で、日常使用やアクセサリー加工に十分な耐久性を有しています。

天然のアメトリンは、主にボリビアのアナイ鉱山で産出され、熱水鉱脈における温度差が色の分布に影響します。
しかし、天然のアメトリンは非常に希少であるため、一般的に販売されているアメトリンのほとんどは、アメジストを加熱して鉄イオンの酸化状態を変化させ、部分的に紫から黄色に転換させたものとなっています。

和名	紫黄水晶
英名	Ametrine
鉱物分類	ケイ酸塩鉱物
モース硬度	約7.0
結晶	三方晶系
組成	SiO2

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