ブルーカルサイトの意味・効果や特徴とは
2024年3月14日
ブルーカルサイトとは
ブルーカルサイトの魅力は、多彩な色合いのあるカルサイトの中で、ひときわ爽やかなブルーであるところです。
カルサイトの中で、青く発色したものをブルーカルサイトと呼びます。
ブルーカルサイトの中で鮮やかな濃い青を発色したものは産地が限られ、希少性が高く、白く濁った淡い水色のものよりも高価です。
意味・効果・言い伝えなど
ブルーカルサイトは不安定な感情を整えてくれると言われていて、心に安らぎが生まれ、落ち着きを取り戻してくれます。
物事の嫌なところばかり気にしてしまったり、他人とのコミュニケーションがうまくいかなかったりして、悩んでいる方にオススメです。
中世ヨーロッパで略奪、交易などで有名な「バイキング」。
彼らが、ブルーカルサイトなどの「複屈折」を持つ鉱物を「羅針盤」の代わりに使用して航海していたと伝えられています。
「複屈折」とは、この鉱物を光線が透過した時に、偏光の状態によって2種の光線に分かれる性質のことを言います。
この性質によって、太陽の位置を知り、方位磁針のような役割として使用できたのです。
色(カラー)
やや透明感を持つ濃い青、白みがかった淡い水色
原産地
メキシコ、ブラジルなど
やや透明感を持つ鮮やかなブルーカルサイトは主にアルゼンチンで産出
白みがかった淡いブルーカルサイトはペルーなどで産出
運気・石言葉
人間関係、仕事運
浄化・お手入れ方法
硬度が低く、衝撃に弱いため、取り扱いには注意が必要です。
日光(紫外線)で色褪せの恐れがありますので、直射日光の当たらない場所で保管しましょう。
浄化方法は、クラスター、セージ、月光浴が適しています。
クラスター | セージ | 太陽光 | 月光浴 | 流水 |
○ | ○ | △ | ○ | × |
鉱物データ
ブルーカルサイトを割ると、ひし形や平行四辺形の形状に分解されます。
これは、ブルーカルサイトが完全な劈開性を持ち、衝撃に弱い鉱物のためです。
現在は加工技術が発達したことにより、美しい丸玉などに加工できるようになりましたが、取り扱いに注意が必要な鉱物であることには間違いありません。
英名 | Calcite |
和名 | 方解石(ほうかいせき) |
鉱物名 | 炭酸塩鉱物 |
モース硬度 | 3.0 |
結晶 | 六方晶系 |
組成 | CaCO3 |