マホガニーオブシディアンとは

マホガニーオブシディアンとは、深みのある赤褐色と黒が混ざり合った独特の模様を持ち、溶岩が急冷してできた天然ガラスです。

オブシディアン（黒曜石）のバリエーションのひとつで、赤褐色部分は鉄分や酸化物を含むことで色づいており、色の濃淡や模様の入り方には個体差があります。
その外観はまるでマホガニーウッドのような温かみを帯びた模様が特徴です。

精神的な安定や防御を象徴する石とされ、自分自身の軸を保ち、外部からのネガティブな影響を受けにくくするといわれています。内なる強さや自信を育むサポートとしても親しまれています。

意味・効果・言い伝えなど

マホガニーオブシディアンは、精神的な安定と自己防衛の象徴とされ、内なる強さや信念を保つためのサポートとなる石です。
揺らぎやすい心を落ち着かせ、自分らしくあることを後押ししてくれる存在といわれています。

• 「心の防御力を高める」外部からのネガティブな影響や干渉を跳ね返す力を与えるとされます。
• 「自分軸の確立」他人に流されず、自分の価値観や考え方を大切にできるよう支えるといわれます。
• 「感情の安定と癒やし」怒りや不安などの感情を静め、心を落ち着かせるとされます。
• 「エネルギーの活性化」意欲や行動力を引き出し、前向きな一歩を踏み出す助けになるといわれます。

マホガニーオブシディアンは、古代文明において邪悪なものから身を守る守護石として使用されていたと伝えられています。
中南米やネイティブアメリカンの文化では、災いや悪意を跳ね返す力があるとされ、戦士たちのお守りとして身につけられていたといわれています。
その赤黒い模様から「血と大地の力を宿す石」としても語り継がれてきました。

割れ口は貝殻状断口を示し、非常に鋭利であるため、古代の石器文化において石器の材料として重宝されていました。
現代でも実用されており、手術用のメスや剃刀として使われることがあります。

色（カラー）

マホガニーオブシディアンは、赤褐色と黒が混ざり合った独特の模様を持つ天然の火山ガラスで、赤褐色の部分は鉄分や酸化物の影響で発色しています。
地色は黒が基調で、そこに赤茶色や濃いレンガ色の斑や筋が不規則に入り込んでおり、模様の入り方には個体差があります。

全体的に光沢のある滑らかな質感を持ち、表面に磨きをかけることでガラスのような艶が強調されるのが特徴です。

原産地

アメリカ（ユタ州）、メキシコ、トルコ、アイスランドなど

運気・石言葉

運気

厄除け・魔除け	ネガティブなエネルギーや外部からの悪影響を跳ね返し、身を守るとされる。
癒やし	心の奥にある怒りや不安を穏やかに解放し、内面の安定を促すといわれる。
健康運	心身のエネルギーのバランスを整え、活力を保つ手助けとなるとされる。
仕事運	地に足のついた行動力を引き出し、安定した判断力と実行力を支えるとされる。

石言葉

• 「防御」外的な影響から自分を守る力を象徴するとされる。
• 「自立」自分自身の意志を大切にし、軸を持って生きる力を示すとされる。
• 「安定」精神のバランスを整え、落ち着いた状態を保つとされる。
• 「再生」困難な状況から立ち直る力を育むとされる。

浄化・お手入れ方法

原石	セージ	音叉	太陽光	月光浴	流水
◯	◯	◯	◯	◯	◯

どの浄化方法でも可能です。

鉱物データ

マホガニーオブシディアンは、火山活動によって形成される天然の火山ガラスの一種で、主に黒と赤褐色が混ざり合った独特の色彩を持ちます。
この石は、マグマが急激に冷却されることで結晶化せずにガラス質のまま固まった天然の非晶質物質であり、鉱物というよりも鉱物に準じた天然素材として扱われます。

赤褐色の部分は、マグマ中に含まれていた鉄分が酸化したことによって生じており、黒色のベース部分とのコントラストによって、木目のような独特の模様が生まれます。
この外観が高級木材のマホガニーウッドを連想させることから、「マホガニーオブシディアン」と呼ばれています。

ガラス質であるため、割れ口は鋭利になりやすく、古代文明ではナイフや矢じりなどの刃物としても利用されていました。
表面は非常に滑らかで光沢があり、研磨を施すことで鏡面のような美しい艶が現れます。
結晶構造を持たない非晶質である点が、鉱物とは異なる特徴です。

マホガニーオブシディアンは主に火山地帯で産出され、アメリカ合衆国（特にユタ州）やメキシコなどが代表的な産地です。
その見た目の美しさとスピリチュアルな象徴性から、現代では装飾品やヒーリングアイテムとしても人気があります。

和名	黒曜石
英名	Mahogany Obsidian
鉱物分類	天然ガラス
モース硬度	約5.0～6.0
結晶	非晶質
組成	SiO2

マホガニーオブシディアンのアクセサリー・ビーズ等はこちら

この記事を書いた人