リビアングラスとは

リビアングラスとは、エジプト西部のリビア砂漠で採れる天然ガラス質のパワーストーンです。
数千万年前に隕石が衝突した際の高熱により、地表の砂が一瞬で溶けて冷やされてできたと考えられています。
そのため、宇宙的なエネルギーを宿す石として知られ、魂の成長や内なる気づきを促すとされています。

古代エジプトでも珍重されており、現代ではヒーリングや意識の拡大を求める人々に愛用されています。

意味・効果・言い伝えなど

リビアングラスは、過去世から引き継がれたカルマを浄化し、魂の目的や進むべき道を照らすとされています。
宇宙的なエネルギーを宿し、内面的な気づきや自己成長を促すパワーストーンです。
明るく前向きな波動を呼び込む存在として、多くの人々に愛されています。

• 「カルマの浄化」前世からの影響を浄め、魂の本質に気づかせてくれます。
• 「直感の強化」インスピレーションを高め、判断力や洞察力を助けます。
• 「精神の癒やし」心の奥にある不安や緊張を和らげ、穏やかな思考へ導きます。
• 「宇宙との調和」高次のエネルギーと繋がり、自分自身の使命に気づかせます。
• 「前向きな変化」新たな環境や変化を受け入れ、積極的に行動する力を支えます。

リビアングラスは古代エジプトにおいて神秘的な力を持つ石とされ、儀式や彫刻品、アクセサリーなどで広く用いられてきました。
特に、ツタンカーメン王の墓から発見された胸飾りの中央に、黄金色のスカラベがあり、これはリビアングラスで作られていたとされています。
太陽や生命力と結びつけられ、不死や再生の象徴として扱われたと伝えられています。

色（カラー）

リビアングラスは、淡いレモンイエローからベージュがかった乳白色、黄緑色に至るまでさまざまな色調があります。
透明度は個体によって異なり、高品質なものほど澄んだ淡黄色～黄緑色を呈します。
そのなかでも、鮮やかで透明度の高いものは特に希少とされています。内部には気泡や微細な内包物（クリストバライトなど）が見られることがあり、それが自然な光の拡散を生んで柔らかな輝きを放ちます。
色むらや不透明な部分があっても、むしろ天然の個性を感じさせ、独特の風合いを魅力としています。

原産地

エジプト（リビア砂漠）、リビア（リビア砂漠）

運気・石言葉

運気

金運	黄色い波動が金運や成功運を呼び込むとされます。
癒やし	前世からのカルマを浄化し、心の平穏を促します。
人間関係	周囲との縁や繋がりを紡ぎ、運気を広げる力があります。

石言葉

• 「再生と復活」魂の変容と再出発を象徴しています。
• 「カルマの浄化」古くから続く業を解き放つための導きを与えます。
• 「才能開花」持ち主の潜在力や直感、洞察を引き出します。

浄化・お手入れ方法

原石	セージ	音叉	太陽光	月光浴	流水
◯	◯	◯	◯	◯	◯

リビアングラスは多くの浄化方法に適しています。
流水での浄化も問題ありませんが、長時間水に浸すのは避け、軽く流す程度が推奨されます。

鉱物データ

リビアングラスは、約2,900万年前にサハラ砂漠東部、現在のエジプトとリビアにまたがる地域で、巨大な隕石の落下による衝撃と高熱により、地表の砂や岩石が瞬間的に溶融し急速に冷却されて生成された天然のインパクトガラスです。
専門的にはテクタイトの一種とされ、非晶質で結晶構造はありません。
内容成分の98％前後が二酸化ケイ素で構成されており、ナトリウムは微量、鉄やニッケルなどの微量金属が含まれる場合もあります。

モース硬度は約5.0～6.0であり、水晶より柔らかく、衝撃にはやや弱い性質があります。
結晶系については非晶質であり結晶構造を持たないことが特徴です。
内部には、生成時の高温圧力条件下で形成された気泡やクリストバライトなどの鉱物が含まれることがあり、これらが生成プロセスを示す地質学的証拠となっています。

産地はエジプトとリビアにまたがるリビア砂漠一帯に限られており、採取範囲は約5,500平方kmに及び、通常地表から約10m下の砂礫層から採掘されます。
最大級の原石は26 kgにもなる例があり、現在はフランス国立自然史博物館に展示されているものもあります。

和名	–
英名	Libyan Glass
鉱物分類	天然ガラス
モース硬度	約5.0～6.0
結晶	非晶質
組成	SiO2

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