エンジェルシリカとは

エンジェルシリカは、チャロアイトに水晶が混ざり合った天然石であり、正式な鉱物名ではなく流通名です。

チャロアイトは、ラリマー、スギライトと並ぶ「世界三大ヒーリングストーン」の一つであり、エンジェルシリカはそのチャロアイトに水晶が融合することで、より柔らかな色合いと透明感を持つ石となっています。
そのため、チャロアイトの持つ強力なヒーリング効果に加え、水晶の浄化作用や調和のエネルギーが加わり、より穏やかで優しい印象を与える石として知られています。

大天使ミカエルの紫色のオーラと、水晶を意味する「シリカ」を組み合わせて、この名前がついたと言われています

意味・効果・言い伝えなど

エンジェルシリカは、チャロアイトと水晶の融合により、心の傷やトラウマを癒し、持ち主に安らぎと冷静さをもたらすとされています。
また、他者との調和や協調を促進し、人間関係を円滑にする助けとなると信じられています。
水晶の浄化作用により、ネガティブなエネルギーから守る効果も期待されています。

• 「癒し」心の傷やトラウマを癒し、精神的な安定をもたらすとされる。
• 「浄化」ネガティブなエネルギーを浄化し、持ち主を保護するとされる。
• 「調和」他者との協調を促進し、人間関係を円滑にするとされる。
• 「自己成長」内省を促し、自己理解を深める助けとなるとされる。

チャロアイトが天使的なエネルギーを持つとされることから、天使の加護を受ける石として崇められてきました。
そのため、持ち主に安らぎと癒しをもたらし、困難な状況から救い出す力があると信じられています。

色（カラー）

エンジェルシリカは、淡いラベンダー色から透明感のある紫色まで、個体によって色合いが異なります。

チャロアイト特有の紫色に、水晶の透明感が加わることで、柔らかく優しい印象を与える色合いとなっています。
また、白や灰色の模様が混ざることもあり、独特のマーブル模様を形成することがあります。
このような色合いと模様が、エンジェルシリカの魅力の一つとされています。

原産地

ロシア（サハ共和国チャロ川流域）

運気・石言葉

運気

癒やし	心の傷やトラウマを癒し、精神的な安定をもたらすとされる。
人間関係	他者との調和や協調を促進し、人間関係を円滑にするとされる。
厄除け・魔除け	ネガティブなエネルギーを浄化し、持ち主を保護するとされる。

石言葉

• 「安らぎ」心に平穏をもたらし、穏やかな気持ちに導くとされる。
• 「冷静」感情の波を鎮め、冷静な判断力を養うとされる。
• 「浄化」ネガティブなエネルギーを浄化し、心身を清めるとされる。

浄化・お手入れ方法

原石	セージ	音叉	太陽光	月光浴	流水
◯	◯	◯	✕	◯	◯

エンジェルシリカのチャロアイト部分は紫外線に弱く、太陽光に長時間当てると退色する可能性があります。

鉱物データ

エンジェルシリカは正式な鉱物名ではなく、チャロアイトと石英が混在する複合鉱物です。
チャロアイトは、主にカリウム、ナトリウム、カルシウム、バリウム、ストロンチウムなどを含むケイ酸塩鉱物であり、結晶構造は単斜晶系に属します。
この鉱物は非常に複雑な組成を持ち、特にシリケート骨格の構造において、三重鎖状またはシート状に近い連なりを持つことが特徴です。

チャロアイトの結晶は肉眼では塊状、繊維状、または波状の外観を示すことがあります。
これは、結晶の成長が非常に制限された地質環境下で起こるためです。
石英は、二酸化ケイ素を主成分とする鉱物で、六方晶系に属し、単純な構造でありながら極めて安定した化学的性質を持ちます。

エンジェルシリカは、この石英がチャロアイトと共存・混合した岩石状の鉱物集合体であり、両者が微細なレベルで混じり合っているとされます。

和名	チャロ石
英名	Angel Silica
鉱物分類	ケイ酸塩鉱物
モース硬度	約5.0〜6.0
結晶	チャロアイト：単斜晶系 石英：三方晶系
組成	チャロアイト：(K,Na)5(Ca,Ba,Sr)8Si4O10(OH,F)・nH2O 石英：SiO2

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