オブシディアン（黒曜石）とは

オブシディアン（黒曜石）は、火山活動によって生じた溶岩が急速に冷却されることで形成される天然ガラスで、滑らかな光沢と鋭利な断口が特徴の黒色の石です。
古代から刃物や装飾品として利用され、現代ではその神秘的な外観と特性から、装飾品やヒーリングストーンとして人気があります。

意味・効果・言い伝えなど

オブシディアンは、持ち主の内面を映し出す鏡のような石とされ、自己認識を深める助けとなると信じられています。
また、ネガティブなエネルギーを吸収し、精神的な安定を促す効果があるとされています。

古代では、未来を見通す力があると信じられ、占いや予言の道具としても用いられていました。

• 「自己認識の促進」内面の真実を映し出し、自己理解を深めるとされる。
• 「精神的安定」ネガティブなエネルギーを吸収し、心の平穏を保つとされる。
• 「魔除け」邪悪なエネルギーや災いから身を守るとされる。
• 「集中力の向上」目標達成への集中力を高めるとされる。

オブシディアンは古代メキシコのアステカ文明で神聖な石とされ、儀式や占いに用いられていたとされています。
また、古代ローマでは、オブシディアンを鏡として使用していたとも言われています。

割れ口は貝殻状断口を示し、非常に鋭利であるため、古代の石器文化において石器の材料として重宝されていました。
現代でも実用されており、手術用のメスや剃刀として使われることがあります。

色（カラー）

オブシディアンは通常、深い黒色を呈しますが、内部に含まれる微細な結晶や気泡により、金色や銀色の輝きを持つ「ゴールデンオブシディアン」や「シルバーオブシディアン」、虹色の光彩を放つ「レインボーオブシディアン」、雪の結晶のような模様が特徴の「スノーフレークオブシディアン」など、さまざまなバリエーションがあります。
これらの色彩や模様は、石の形成過程での微細な変化によって生じます。

原産地

メキシコ、アメリカ、アイスランド、日本など

運気・石言葉

運気

厄除け・魔除け	邪悪なエネルギーや災いから身を守るとされる。
学業成就	集中力を高め、学業や試験での成功をサポートするとされる。
癒やし	心の傷やトラウマを癒し、精神的な安定をもたらすとされる。

石言葉

• 「真実の鏡」内面の真実を映し出すとされる。
• 「未来を見通す力」先を見据える洞察力を高めるとされる。
• 「潜在能力の解放」隠れた才能や能力を引き出すとされる。

浄化・お手入れ方法

原石	セージ	音叉	太陽光	月光浴	流水
◯	◯	◯	◯	◯	◯

オブシディアンは鋭利な断口を持つため、割れてしまったりヒビが入った場合は、手を切らないよう注意してください。

鉱物データ

オブシディアンは、火山活動によって噴出した溶岩が急速に冷却されることで形成される天然ガラスで、結晶構造を持たない非晶質の岩石です。
主成分は二酸化ケイ素で、その他に酸化マグネシウムや酸化鉄などを含みます。
そのため、ガラスのような光沢と滑らかな質感を持ち、断口は貝殻状を呈します。

オブシディアンは古代から石器や装飾品として利用され、現代でもその美しさと特性から、ジュエリーやヒーリングストーンとして人気があります。

和名	黒曜石
英名	Obsidian
鉱物分類	天然ガラス
モース硬度	約5.0～6.0
結晶	非晶質
組成	SiO2

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