グリーンオパールとは

グリーンオパールは、緑色を呈するコモンオパールの一種で、遊色効果を持たないオパールです。
その緑色は、微量のニッケルやノントロナイトなどの含有によるもので、淡いミントグリーンから深みのあるアップルグリーンまで、さまざまな色合いが存在します。
特にオーストラリア産のものが多く、全体の約97％を占めるとされています。
グリーンオパールは、自然な色合いと穏やかな光沢を持ち、アクセサリーとしても人気があります。
また、10月の誕生石としても知られています。

外観的には、半透明から不透明の緑色を示し、表面にはガラス光沢や樹脂光沢が見られます。
内部には微細な斑点や模様が存在することがあり、これが石の個性を引き立てています。
また、グリーンオパールは、クリソプレーズや翡翠に似た印象を持つことから、プレーズオパールやクリソパルと呼ばれることもあります。
その独特の色合いと質感から、リングやネックレスなどのアクセサリーに加工され、幅広い層に親しまれています。

意味・効果・言い伝えなど

グリーンオパールは、心身の調和と再生を象徴する石とされています。
その穏やかな緑色は、持ち主の感情を安定させ、ストレスや不安を和らげる助けとなると信じられています。
また、生命力や活力を高め、健康をサポートする力があるとされ、日常生活において前向きなエネルギーをもたらすとされています。

• 「感情の安定」 心のバランスを整え、ネガティブな感情を和らげるとされています。
• 「健康運の向上」 生命力を高め、心身の健康をサポートする力があるとされています。
• 「子宝と安産の守護」 子宝に恵まれることや安産を願うお守りとして用いられることがあります。
• 「自己成長の促進」 内面の成長を助け、新たな可能性を引き出すとされています。
• 「希望と幸福の象徴」 明るい未来への希望をもたらし、幸福を引き寄せると信じられています。

グリーンオパールは、古くから心の平穏をもたらす石として親しまれてきました。
その穏やかなエネルギーは、持ち主の心を癒し、前向きな変化を促すと信じられています。
また、子宝や安産を願う人々にとって、心の支えとなるお守りとして大切にされてきました。

色（カラー）

グリーンオパールは、淡いミントグリーンから濃いアップルグリーンまで、さまざまな緑色のバリエーションを持ちます。
半透明から不透明で、表面には優しいガラス光沢や樹脂光沢があります。
石によっては内部に細かな模様や斑点が見られ、自然の風合いを感じさせる外観が特徴です。
この穏やかな緑色が、身につける人に安らぎと安心感を与えます。

原産地

オーストラリア、アメリカ、メキシコ、ペルー、ブラジルなど

運気・石言葉

運気

健康運	生命力を高め、心身の健康をサポートする力があるとされています。
癒やし	心を穏やかにし、ストレスや不安を和らげる助けとなるとされています。
安産祈願	子宝や安産を願うお守りとして用いられることがあるとされています。

石言葉

• 「心の平穏」穏やかな心を育み、日々の生活を落ち着かせるとされています。
• 「健康」心身のバランスを整え、健やかな生活をサポートするとされています。
• 「新たな始まり」変化や新しい挑戦に前向きな気持ちをもたらすとされています。
• 「幸福」明るい未来への希望を象徴し、幸福感を高めるとされています。
• 「生命力」自然のエネルギーを取り入れ、活力を引き出すとされています。

浄化・お手入れ方法

原石	セージ	音叉	太陽光	月光浴	流水
◯	◯	◯	✕	◯	✕

グリーンオパールは内部に水分を含むため、乾燥や高温に弱く、急激な温度変化や直射日光は避けてください。

鉱物データ

グリーンオパールは、非晶質含水二酸化ケイ素から成る鉱物で、結晶構造を持たないことから、鉱物学的には「ミネラロイド（鉱物類）」に分類されます。
その形成過程は、地下水に溶け込んだシリカが岩石の隙間や空洞に沈殿し、長い年月をかけて固化することで生成されます。
この過程で水分を多く含むため、オパールは乾燥や急激な温度変化に弱く、取り扱いには注意が必要です。

グリーンオパールの最大の特徴は、その構造にあります。
プレシャスオパールでは、微細なシリカ球が規則正しく配列されており、これが光の干渉を引き起こし、虹色の遊色効果を生み出します。
一方、グリーンオパールではシリカ球の配列が不規則であるため、遊色効果は見られませんが、柔らかく優しい色合いとなり、独自の美しさがあります。

グリーンオパールの化学組成は、含有する水分量によって変動し、一般的には1%から21%の水分を含みます。
この水分含有量は、グリーンオパールの透明度や光沢、耐久性に影響を与える要因となります。

鉱物学的には、グリーンオパールはケイ酸塩鉱物に分類されることもありますが、結晶構造を持たないため、厳密にはケイ酸塩鉱物の定義から外れます。
そのため、グリーンオパールは「非晶質ケイ酸塩鉱物」とも称され、特異な存在として位置づけられています。
このように、グリーンオパールはその構造や性質において、他の鉱物とは一線を画すユニークな鉱物であり、科学的にも興味深い対象となっています。

和名	蛋白石
英名	Green Opal
鉱物分類	非晶質含水二酸化ケイ素
モース硬度	約6.5
結晶	非晶質
組成	SiO2・nH2O

グリーンオパールのアクセサリー・ビーズ等はこちら

この記事を書いた人